うどん修行の旅 一日目

とりあえず普通にうどん作れるようにならないといけない。

きつねうどんのための油揚げもやるか。

できた。うすくち醤油を使うのが正しいのだが無いので普通の醤油。しかし、こうやって見ると、うどんは、どんぶりの色も重要な要素だということがわかるね…だしの色が見えないだけでこんなに残念になってしまうとは。


感想 :
めんつゆはなんか微妙。油揚げは醤油多かったのかちょっとしょっぱかったがまあ十分良いといえる範囲。麺は…よくわからん。
めんつゆは何が悪かったのかよくわからんな。色々足していった感触としては、みりんの問題だという感じだが…もう一回練習したい。

しかしこれなら普通にうどん屋で食べたほうが満足度が高い。うどんなら値段も高くないしね…大崎ならうどん屋いっぱいあるし…
あとこれならどん兵衛のほうが安いし手軽だし満足度が高いなぁ…。
まあ不満が残るのでもう一回くらい練習するか。

二日目

昨日の反省を活かして

  • みりん多くする
  • きつねの醤油控える

に対応しました。


感想: やっぱり違うな…何が違うんだ…よくわからん。つか、外食店のうどんのめんつゆの匂いって主にダシの匂いだよね。あんなに匂い出るほどダシとれたことないのだけど、そこらへんが敗因かね…つまり、ダシの時点で失敗している。と言っても、ダシはもうマニュアル通りにやってるだけで、改善できる箇所が思い付かないのだが…

あと僕の舌にあるジャンキーな味を感じる部分が「しょっぱさが足りない」と言ってるな。塩を入れるか、醤油を入れるか…ここは醤油に賭けよう。それなりに入れた→ちょっと近付いた気がする。しかしまだどん兵衛にすら勝てる気がしない。
というか、どん兵衛は既にそれ自体完成された物体であって、どん兵衛に勝負を挑むのは無謀というものではないかね?社員食堂のうどんとかにすべきだった。全くどうでもいいが、ベン・トーを読んだあとのどん兵衛食べたくなる感は異常。


油揚げは少しあっさりしてたが、ほぼ理想形になってたので満足。


しかし入れた量を考えると塩分と糖分を摂取しすぎではないかね…こんなんでいいんだろうか。
まあ、ただちに影響は無いだろうし別にいいか…


次は…うーんどうしようか。俺の中に眠る料理人としての魂が、「ダシについて勉強してからもう一回練習すべき。あとちゃんとうすくち醤油使うべき」と言ってるが…
まあ、料理人の魂さんにはそのまま眠ってもらうとして、次回はいよいよブルドッグ家に伝わる秘伝のタレを使うことにしよう。


しかし、うどんは見た目の割に作るの超めんどいな。具体的には

  • 大量のダシを必要とする
  • めんつゆ用と、うどんゆでる用に鍋がふたつ必要(油揚げをやるならさらに+1)
  • お湯が沸騰するまで待つというアクションが何回かある

まあ、ほぼセットアップコストなので5人分とか作れば、セットアップコストを無視できて手軽になる気がするが、一人分を作るもんではないね。
あと体があったまる、というか暑い。あと部屋があったまる、というか暑い。


あとさらにどうでもいいけど、丸亀製麺の揚げもので最強なのは、野菜かき揚げ一択だよね…というか他の揚げものは存在してる理由あるの?あとあの野菜かき揚げって、店員の技量によって品質がかなり変動してると思う。

とりあえず丸亀のきつねうどんと日清のどん兵衛を食べておくか。
なんか想像してたのとちょっと味が違う気がするな。結構しょっぱい?そして、ダシの匂いはそんなにしていない。
つまり、「もっとダシっぽかった」という俺の料理人魂よりも、「しょっぱさが足りない」と感じたジャンキー脳のほうが正しかったということか。料理人魂アテにならないな。
まあ、大体わかった。うすくち醤油のほうがしょっぱいのだとすると、普通の醤油をうすくち醤油の分量で入れてしまったのが、「なんか足りない」と感じた原因だと考えられる。

うどん

というわけで一週間に渡るうどん修行の旅を終えたので当初の目的へ戻ろう。ソースうどん。

めんつゆにソース。

きつねにソース。

できた。


まあ、そもそも、焼きうどんとかソースうどんなわけだし、ソース+ダシの組み合わせはお好み焼で安全が確認されているし、カレーうどんとか、冷静に考えると結構ゲテモノなわけだし、という点を考えると、全く、どこに問題があるんだ、という感じですね。



そんなふうに考えていた時期が俺にもありました


感想 : これはまずい

僕は何が起きてるか知ってるので食べられるが…知らないで食べたら僕の広い心でもちょっと拒否するかもしれない程度にまずいな。
なんというか、ソース味が薄まって微妙な感じの味になった上に、ソースの酸味がはっきりと感じられて、さらにその酸味がダシの苦味を加速してる?ような風味が…ソース好きの人でもこれは許せないんではないですかね…


油揚げは…許容範囲…だが、酸味が微妙すぎるのでしょうゆの方がいいな。



なんというか、ソースは、「薄めて使う」系の処理に弱いのではないか、という感じだなぁ。
薄めると使えない系の液体は結構あって、例えば、薄めたシャンプーは使えるが、薄めた牛乳は飲めないとか、そういう感じで、ソースも、薄めて使えないのではないだろうか。


ブルドッグさんのレシピによると、「800ccに対して100g(=約85cc) = 10%(とりあえず他の材料は考えない)」という比率が記述されており、これは、うどん汁における「600ccに対して大さじ1(15cc) = 2.4%」という比率に比べるとかなり高い。
また、前回の肉じゃがとかだと、「1カップ(180cc)に大さじ1 = 7.7%」であって、これもやはり高い。

この7%〜2.5%の間くらいのどこかに閾値があるのではないだろうか。確かに、記憶を探っても、ソースを一定異常薄めて使うようなレシピは思い出せないな…



というわけで、うどんという反例をもって、「ソースと醤油は両方万能であるから任意に交換可能」説は明確に否定されたのであった。


以上をもちまして、シリーズSSKBを終了したいと思います。長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。