土地立ち退きバッファリングとスループット

家の前の道が、おそらく道路拡張用に確保してあって、歩道が結構広いのだけど、やっぱりなかなか立ち退かない人がいるのか、そこから出っぱってる家がある程度ある。

確保しはじめてから、おそらくもう数十年たっていて、歩道確保してるところの建物も全然新しくない。こういうの、役所は大変だなと思ってたけど、しばらく毎日見てて最近はそうでもないかもな、と思いはじめた。

大事なのは、役所と立ち退かない人、どちらが先に寿命くるかで、やっぱ大体の場合人間の寿命のほうが先にくるよね。都市計画なんて数十年単位でやるわけで、立ち退かない人が20年立ち退かないのなんて、巨大な計画の一部にしかならない。数十年かけて、寿命が来て、相続した子孫がめんどうだから役所に売却してそれで終わり。

立ち退かなくて工事すすまない、みたいな事象って、世界中あちこちにありすぎて、もう十分バッファリングされてるはずなんだよな。
つまり、強制的に立ち退きなんかやらなくても、寿命を迎えて売却するという人が確率的に発生する、それが十分な数発生してて、工事スループットとしては十分に出るという状態なんじゃないか。
むしろ急に積極的に立ち退く人が大量に出たりすると工事が間にあわなくて、土地を役所が無駄に確保し続けないといけなくて固定資産税入らなくなるから、役所に不利とかいう可能性もある。