シンプルなゲーム

あー、シンプルで手軽に遊べるゲームを作るのはやっぱり無理だ…っていう話でもだらだら書いていこうかと。

とにかく、ゲームを作ったことも無いのに「最近のゲームは(略)なんだよねー」とか言ってるのが嫌いだ。そういうことをゲームの批評として書いて、金貰ってるライターが嫌いだ。
何故、シンプルでアイデア勝負のゲームは少ないのか。
それは非常に単純な話で、シンプルでアイデア勝負のゲームを作るのはそうでないゲームを作るのに比べて難しいからだ。
例えば、グラフィックが綺麗なゲームを考えたとして、10ヶ月かけて作ったグラフィックっていうのは、かなり高い確率で8ヶ月かけて作ったグラフィックよりもクオリティを高められる。
優秀なグラフィッカーを10人集めてくれば、それだけで、素晴しいものが出来ると約束できる。

けど、アイデア勝負のものは違う。10ヶ月考えたネタよりも30秒で思い付いたどうでもいいネタのほうが面白いということは十分に考えられる。
プロの人が考えたものよりも、そこらへん歩いてる人が考えが思い付いたもののほうが面白いかもしれない。

要するに、アイデア勝負なものっていうのは、コンスタントに生産しにくい。
企業としては、定期的に何か作らないと企業として成り立っていかないわけで、そうなってくると、やっぱり、グラフィック勝負とか、シナリオ勝負とかになってきても仕方が無いのである。多分。

じゃあ、フリーで作ってるゲームはどうなのか、と考えるのだけど、フリーのゲームっていうのは商用のゲームと比べて量が少なすぎて、どうにもならないっていうのがあるんじゃないかと思う。
例えば、PSとSSで、SSのほうがゲームの質が高い(と言われることもある)のにSSはPSには勝てなかった。何故か。それはPSのほうが出たゲームの種類が多かったから、という簡単な理由だ。
10種類のゲームの中に含まれる面白いゲームの数と20種類のゲームの中に含まれる面白いゲームの数はどちらが多いか。
フリーで出てるゲームの数はどのくらいだろうか。よく知らないんだけど、週に20-10本くらい(もっと?)は新作商用ゲームが出てるのを考えると、フリーのゲームの数っていうのはそれに比べると圧倒的に少ない。そう考えると、やっぱ、「どんどん面白いのが出てくる」っていう状況は難しいんじゃないかなぁ…と思う。

なんか、よくわからんけど。以上がシンプルなゲーム全般について思うこと。次回、このへんに関する超個人的な思いについて。