あなたが将来やりたいことを見つけられない理由とその対策

エントリーシートでも書くか…


エントリーシートや履歴書で重要なのは、「志望動機」とか「やりたいこと」だと思う。(「履歴」書なのに志望動機を書くのはおかしい気がした)
他の部分はテンプレートでいいけど、この部分は、そういうわけにいかない(いくかもしれない)


さて…将来やりたいことってなんだろうか。


自分が、将来やりたいことを考える、というのは、たまにやってみると面白いかもしれない。そういう意味でいうと、別に転職するつもりなんかなくても、何年かに一回か、くらいは、履歴書を書いてみるのもよいかもしれない。(志望動機とかは、Googleに転職したい気持ちで書けばよいと思う←Googleに転職したいと思わない人はいない理論)
そうやって、たまに自分を振りかえることで、方向性の確認なんかができて、今後の人生をよりよいものにできるかもしれない。


と、それはともかく、「やりたいこと」、として、何を書くか、の話。
僕のやりたいことは、もちろん、「一生だらだらしたい」と、固く決まっているので、別に悩む点など無いのだけど、まっとうに生きている人は、なかなか、これが書けなくて苦労することと思う。


それもそのはず、「やりたいこと」と、いうのは、その存在が矛盾してるからである。書けなくて当たり前なのだ。


まず、やりたいこと、というのは、抽象的すぎると話にならない。


僕は小学校ぐらいの時に、アルバムだか文集だかのために「将来なりたいもの」とかいうのが書かされる問題があって、そんで、そこに「有名人」とか、書いておいたら、「それじゃわからん」みたいな話になって(そういえば、「長生きしたい」とかも書いた)、特に思い付かなかったので、「芸能人」って書いておいて課題をパスしたのだった。後にも先にも「芸能人になりたい」と主張したのは、その瞬間だけだったように思う。


えーと、やりたいこと、は、抽象的すぎるとよくない。それだと、何をやりたいのかはっきりしないからである。


しかし、だからといって、やりたいこと、というのは、具体的すぎてもよくない。
よく、bl○gで、「〜を勉強したい」とか、書いてるのを見かけることと思う。具体的にやりたいことが表現してあって大変素晴らしい。
が、しかし、本当に勉強したいと思ってるのなら、そんな文を書いてないで、さっさと勉強しろよ、と、ツッコみたくなることうけあいである。


つまり、本当にやりたいことが具体的に決まってるんだったら、さっさと始めろよ、っていう話になるわけだ。


「本当にやりたいこと」、というのは、TODOキューを一掃して、一番最初にやりはじめるものである。
しかし、それをしていない、ということは、結局のところ、それは「本当にやりたいこと」ではない、と、いうことなのだろう。


「やりたいこと」など存在しない。「やりたいこと」と、いうのは、モヤモヤとよくわからない状態で存在しているか、それとも、既に全て終わらせてしまって飽きたあとか、の、どちらかでしか無いのである。


と、いうわけで、面接官に尋ねられたときは、その点を説明して、自分にやりたいことが無いのは、最近の若者は夢が無くて達観してるから、とか、そういうのじゃないことを示せばよいと思う。

w「…以上が志望動機になります」

面接官(以下、面)「ふむ、なるほど、それでは、次に、あなたが、
この会社でやりたいことを教えていただけないでしょうか?」

w「やりたいことは、特にありません。」

面「はあ、特に無いですか」

w「いえ、これは、「やりたいこと」という概念が難しいためです。
なんとなく、やりたいことはあるのですが、しかし、それは、まだ言葉にできる状態にまでなっていません。

また、これまで、具体的にやりたかったことはいくつかあったのですが、
しかし、それらは、既に、全てやり終えてまして、飽きた状態なので、
もう、やりたいこととは言えないのです。」

面「なるほど。そうですか。
では、やり終えて飽きてしまったものでも良いので、
これまでの「やりたかったもの」と、いうのを教えていただけないでしょうか。」

w「えっ…いや…ちょっ…」

口からでまかせはよくない。


対策は特に無い。