なぜ親はサンタクロースの正体を隠し切ることができないのか

ちゅうい!いかのないようにはせかいのしんじつにかんするじゅうだいなネタバレ(ねたばれ)がふくまれています!
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今年も世界のあちこちでサンタクロースの正体を知ってしまった子供たちが続出したことであろう。子供はこうやってまたひとつ、大人への階段を登るのである。


さて、何歳までサンタクロースを信じているか、は、子供の成長を計測するうえで、重要な数値であると考えられている。

あまりにも長い間サンタクロースの存在を信じてるような子供は、論理的思考の成長に疑問がもたれるし、だからといって、あまりにも小さいころからサンタクロースの正体を疑ってしまうような場合は、どこかで情操教育を誤っている可能性が考えられる。

一般に、サンタクロースの正体を疑う年齢と、理系/文系へ進んでしまう率には、かなり強い相関があることが知られており、「日本では理系/文系とかいう区別をするのが問題である」、というような内容のエントリを書くブロガーが増加する原因のひとつになっている。


が、それは話が長くなるからいいとして…

どうしてサンタクロースの正体は発覚してしまうのであろうか。

経済的、肉体的、知識的全てにおいて圧倒的な力を持つ親が、たかだか小学生とのバレる/バレない的駆け引きに負けてしまう、というのはゲームバランスに問題がある気がする。

いや、レベルが高くても死亡するゲーム、と考えれば面白い?のか?


まあ、ゲームとしての面白さはいいとして、将来の理系/文系の分岐点でもあるわけで、将来親になるであろう人々は「小学生、幼稚園児との駆け引きバトルで負けてしまう」原因について、一度考察しておくべきだろう。



まず、バレる的現象がどのようにして発生するか、を検討してみよう。

1. 夜中に起きたら親とはちあわせ

僕のパターンなのだが。「もっとうまくやれば回避策なんていくらでもあるのに」と、いわざるをえない。

2. 押入れに隠しておいたプレゼントがバレる

その当時、友人がこれで気づいた、とか言ってたので。「もっとうまくやれば回避策なんていくらでもあるのに」と、いわざるをえない。

3. サンタのコスプレがバレバレ

実際聞いたことはないのだけど、漫画とかで見かけそうなパターン。色々と、リスクが大きすぎるので、やめるべき、と、いわざるをえない。


と、いうような感じで、明らかに、親が敵の能力を舐めすぎているのが原因である、と言えるだろう。
どれもこれも、「僕ならばもっとうまくやるのに…」と、いうように考えてしまいがちである。


まあ、でも、そういう考えがあまりよくなくて、親としては、「いつまでも夢見る子供であってほしい」というのと、「はやく成長してほしい」というような気持ちがせめぎあってる部分とかがあって、

  • いつまでも夢見るこどもであってほしい → プレゼントをあげてしまう
  • はやく成長してほしい → 本気でバレないように工夫したりはしない

というような感じなんではなかろうか。子供を持ったことがない僕にはわからない、というか、まあ、色々…