哲学者の食事問題を解決する

さて、哲学者の食事問題で、最もわかりにくい部分となるのは、「テーブルに座ってるみんなが両手にフォーク」という非常に、不自然なシチュエーションにあると言ってもいいだろう。複雑にからみあったスパゲティって、なんだよ。
だがしかし、これは、箸を使うことで解決できるのではないのか、というのに、ふと気付いた。箸であれば、「ふたつとも同じもの」でも、不自然さは無い。さらに、「フォークしかない」という状況に比べると、「箸しかない」という状況は極めて自然であると感じる。フォークしかない状況では食事が限定されてしまうが、箸を使うことによって、テーブルの上の食事を一般化することができる。


箸はなんというか、素晴らしすぎるよな。複雑さを増やすことなくスプーン以外の機能を持っているのである。いや、複雑か?
まあいいか。しかし、これでも、「なんで箸をちゃんと二本そろえとかないの」と、いう不自然さが解決できないので、そういうときはセマフォとか使ったらいいんじゃないかと思った。

ブログっぽさについて考える

昨日の続きみたいな話。個人的な偏見により、ブログっぽさとは何かについて考える。
そういえば、Web日記とBlogの違いの論争は、昔は結構あったよな。ほとんど読んだことないけど。まあ、そこらへんは今更感漂うネタということで。
あと、この話の結論は、「結局そこらへんのラインは個人の思うままでいいんじゃないの」以外に有り得ないので、注意。


5分間ほどにおよぶ考察より、内容よりもネタの入力元の違いが、ブログっぽさに影響してるのではないのか、という結論に至った。
例えば、次のエントリを考える。

徹夜をしてはいけない理由

http://blog.livedoor.jp/lalha/archives/50061915.html
徹夜をしてはいけないという話。まあ、当たり前といえば当たり前なんだけど
しかし、実際の業務では避けられない、という状況は存在するわけで、そういうときはどうすればいいんだろうな。

これは、僕の感性でいうと、ブログっぽい香りがする。
(ただ、これだけだと、リンク系サイトっぽくなってしまうので、このあとに、長々と話があったほうが良いかもしれない)


さて、ブログっぽい香りの要因はなんだろうか。
僕は、ここで、思考の入力元が、Webであることが、その要因なのではないのか、と考える。
いや、実際には、思考の入力元を特定するのは不可能なんだけど、

  1. リンクを貼っている
  2. そして、それは、今日の注目ネタ

と、二点が、そういう匂いを醸し出す。
ここで、(1)は、まあ、当たり前として、(2)も結構重要だ。ここで、リンク先が、半年とか、そういう昔の話題だったら、「何か調べものをしてて辿り付いたのか…」と、そういった生活の匂いをわずかながら残すことができる。しかし、リンク先が、昨日今日の注目ネタだと、「あー、巡回してたら辿り付いたんだろうな」って感じで、そのネタになるまでの経路という、読者の憶測の域にすら、Webの匂いを漂わせることになる。もう、何を言ってるのかわからんが。


ここで、上のエントリを、以下のように書き換える

(実話なんだけど)

今日は、なんか、ハードの不具合だかなんだかで、僕以外のチームの人二人が、まあ、なんか大変だったらしい。どうなったのかは知らない。ひょっとしたら、今も仕事してるかもしれない。
ハードの不具合とか、ミドルウェアの不具合だかで、間に合わなくなりそうで徹夜になってしまったとか、そういう状況を避けるのには、下請けソフト屋は一体どうすればいいんだろうか。

こんな感じにする。
結論は一緒なんだけど、思考の入力元を実際にあった体験に置き換えてみると、日記っぽくなる。


と、いうわけで、入力もとがWebだと、ブログになるんじゃないか、という話。
あくまで僕の偏見なんだけど。


でも、まあ、色々と論争があったにもかかわらず、ブログの定義もあやふやなままなんだし、結局そこらへんのラインは個人の思うままでいいのだろうと思う。

あー、あと、ブログだか日記だかわからないけど、日常ネタと思考ネタとプログラムネタが思うがままに入り乱れるタイプのサイトがあるんだけど、そういうサイトは、

  • 見た目がなんとなく似てる
  • けどツールは自作

という、なんだかよくわからない共通点を持っていることに気付いた
http://risky-safety.org/~zinnia/d/cur/rent/
http://tabesugi.net/memo/cur/cur.html
http://www.page.sannet.ne.jp/hirasho/diary.html
http://diary.imou.to/~AoiMoe/
もちろん、これは、ただの思い込みなだけで、いくらでも反例を挙げることができるかもしれない。が、まあ、ちょっと面白かったので。