floorとceilどっちがどっちかわからない病

僕が抱える不治の病のひとつに、floorとceilのどっちがどっちだか永遠に覚えられないという病気がある。
特に問題なのが、あの記号である。あの記号は、僕の直感とは反対の意味を持つ。

僕の直感では、↓この記号は「天井が降りてきて値が減る」というイメージ

↓この記号は、「床が上がってきて値が増える」というイメージ

なのであった。これは逆で、上の記号のほうがceilで切り上げ、下の記号のほうがfloorで切り捨てである。

と、いうわけで、仕方が無いので、僕はこれを「自分の直感とは逆なんだからねっ!!」というように覚えていたのだが、そういう覚えかたは肝心なときに、「あれ…逆ってどっちだったっけ…」とかなりがちである。
この覚えかたを、「可動式床天井方式」…それの反対なので…「反可動式床天井式(以後、反可式)」としておこう。

僕は長いこと反可式で覚えていたわけだが、あまりにどっちがどっちだかわからなくなり続けるので、イライラして、別の方法で覚えることを決意した。
名付けて、「排気穴方式」である。
排気穴方式は、「なんかへこんでるものって吸引してそうじゃね?」という僕の直感を利用した覚えかたで、図であらわすと以下のようになる。

でっぱっているものが吸いこんでいるのは、直感に反する。よって、「吸い込んでるほうが正義」とだけ覚えておけば、間違えることはなくなる。


以上によって、僕はfloorとceilどっちがどっちだかわからない病を克服するのであった。あれ?そうか?floorとceilは相変わらずどっちがどっちだかわからなくね?

同様の問題に、「必要と十分のどっちがどっちかわからない病」がある。昔数学の教師が「先が必要と覚えるように」と言っていて、それだけははっきり覚えているのだが、「必要としているのが先なの?必要とされているのが先なの?」といった感じで、多分これも一生覚えられないんだろうなと思う。