まとめ

目的は海が見たかった。海のように広い心を持った人間になるにはどうしたらいいかが学びたかったのである。

最近、なんか、色々な物が許せなくなっており、具体的には、「レジで袋断ったのに、店員がボケていて、袋を付けてくれたが、その袋に「地球のためにできること」とか書いてあって憤りを感じる」的なもので、そんなこんなで、僕は既に「文句言ってる暇があったらコード書けよ」という以外に言いようが無い立場であって、社会に憤りを感じてる場合ではないのだが、まあ、色々と許せなかったりしたりなんとかという状態だった。

とは言っても、どうしようもないことはとりあえず諦めるしかない、レジのバイトの人に怒りをぶつけたところで、僕の状況が改善されるわけでもあるまい。今必要なのは、あらゆるものを受け入れる「寛容」の精神、海のように広いこころを持って、全てを許す精神が必要だ、というような感じで、海に学ぶ会が急きょ開催されたのであった。

まあ、江ノ島まで行かなくても、海でよければ最寄り駅から電車で二駅(?)というか、多分歩いて行ける範囲にあるんだけど、もし、万が一泳ぎたくなった時に備えて、砂浜がある海へ行きたい、という気分で、「どっか行こう」と書いたのが、朝のアレであった。


目的は大体達成されたと思う。海と比べた時の己の矮小さを知った僕は、そんな己の矮小さを隠そうとするかのように、世の中のどうでもいいことに憤りを感じ、正義を脳内で振りかざすようになるのだった。


さて、江ノ島の感想として、

  • 観光地として成熟しすぎ(そこらじゅう観光客だらけ)
  • 人が歩く速度が遅い(東京の人が速いんだと思うが)
  • ちょっと景観に目を奪われると、ゴミが必ず目に入る位置にあって残念すぎ
  • 階段の登りが辛すぎ

みたいな感じだろうか。なんでネガティブな要素ばっかりなん?己の矮小さを隠そうとするかのように世の中のどうでもいいことに憤りを感じる僕であった。


あと興味深い点として、僕の脳内で一眼レフ持ってる奴は写真オタクというイメージだったが、カメラ持ってる人ほとんど一眼レフだった。そういうもんなんだろうか…次どっか行ったときは注意して見よう。


それと、あとで書くと書いてた点について…

フジツボは、小さいころに、海へ行ったときに、「なんじゃこりゃー」とか行って踏み付けて遊んでいたら、満ち潮と同時に、そこにビッシリ付いてたフジツボが一斉に動き始めたのが異様に気持ち悪かった、という思い出があって、若干トラウマ気味である。
思えば、虫とか平気だった僕が、初めて小さい生き物を嫌悪した瞬間ではなかったかと思う。


なんで、小さい頃は虫が平気なのに、成長するに従って平気ではなくなっていくんだろうね…なんとなく、イメージだが、虫が苦手になっていくのと、常識に囚われていくのとは、相関がある気がしないでもない。何故虫が苦手になるのか、が解明されれば、「どうやって常識に囚われない思考をするか」というのについて、なんらかの回答が得られるかもしれない…
が…なんか、それは逆か。常識に囚われていく原因は、なんとなく想像が付くので、そっちの方面から、「何故虫が苦手になっていくか」が解明されていくべきなんだよな。
虫が苦手であることは百害あって一利無しである。これからの食糧難の時代に備えて、蛆虫を見た時は「高蛋白源だ!!」と認識すべきであり…えーと、どうでもよくなってきた。


それから、次に、陸へ最初に上がった生物はアホではないか?という問題。

ほんのちょっと海水で水たまり(潮だまり)ができるだけで、それなりの生態系が発生しているのを見ると、全生物は海へ還るべきではないのか?と思ったという話。

陸に上がった最初の一匹はいい、ライバルの全く存在しない理想郷だっただろう。しかし、それも最初だけ。次第に生物が増えるにつれて、陸上のメリットは薄くなり、デメリットばかりが目立つようになるのだ。生物が水分やミネラルを管理するのに割いているリソースは、尋常ではない。海にいればそんなの全く必要無いのに!そもそも領土は海のほうが圧倒的に広い。そもそも3:7の割合である上に、海ならばy座標も活用できる。何故生物は、陸へ上がってしまったのか!!

でも、少し考えてほしい、海中の生物は、そういった環境に甘えた結果、魚類から殆ど進化することが無かった。一方、陸の生物は、厳しい生存競争を生き抜くために、脊椎動物は両生類、爬虫類、哺乳類へ。無脊椎動物は、圧倒的な種類で世界を制覇する昆虫へと進歩した。海中生物のなんという体たらくか。そんなことをしているから、新参者のクジラとかイルカとかに、食物連鎖ピラミッドの上のほうを奪われるのである。このままでは昆虫が海中を制覇する日は近い。地球の進歩は、各種族の継続的な進歩と、過酷な生存競争無くしてありえない。魚類は地球の進歩をより前進させるために、いち速い進化が求められるべきではないだろうか。


と、いうような感じで、地球の未来を憂うなどした。


あと、フナムシって水の中を歩いてたんだが、エラ呼吸だっけ?


そんで、鎌倉へ行って大仏を見ようと思って、江ノ電に乗ったんだが、大仏へ行くには、鎌倉へ行っては駄目で途中の長谷で降りないといけない、と、駅を通過してから知った。んで、どうでもよくなったので、上で書いたように三笠を見ようと思い立って横須賀へ行った。上で書いたとおり、着いたころには入れなくなっていた。ちょっと迷って17:19着だったので、迷わないで、より高速な移動を行っていれば間にあったかと思うと切ない。


以下適当に写真いくつか。


江ノ島入口(?)。車道はずっと渋滞してた気が。

海さん、色々と色々を受け入れられる広い心を持つ方法を教えてください。


展望台で、「どの眺めが一番恐しいかゲー」を独りでやってたうちの一枚。ちなみに、結論としては、「上を見ながら階段を降りていく」だったのだが、なんかマジで怖くなってきて写真を撮る余裕はなかった。若干パニックになってきて、高所恐怖症の人の気分を少し味わった次第。アホなことはやるべきではない。


こっから横須賀
カカロット!!


三笠さん