富豪な方法や、スクリプトを推進するような人達は、「状況によっては生産性がオーダーで変わってくる」というのと、「アルゴリズムを変えれば、速度はオーダーで変わってくる」というような話をごっちゃにしてると思わなくもない。


「生産性はオーダーレベルで変わります!速度もオーダーレベルで変わります」というような意味にとってしまいそうになるけど、そこらへんはよくない。
状況によっては生産性が劇的に変わることもあるし、アルゴリズムを変えれば速度が劇的に変わるというのも正しい。
けど、大体の場合オーダーで変わるようなアルゴリズムはどんな方法で実装しようと、生産性はO(N)でしか変わらないと思う。問題のうち、アルゴリズムを工夫するということの比重が大きくなってくると、実装してるよりも考えてるほうが長くなるので、コード書く時間が変わろうが、全体としての時間はそんなに変わらなくなってくる。


いや、なんか書いてたらどうでもよくなってきた。僕は富豪的な考えかたは嫌いだという話がしたかったらしい。


あと、富豪的な人の話は、意図的に富豪的インターフェースと富豪的プログラミングとをごっちゃにしてるような気がする。
富豪的インターフェースは、プログラマを楽にはしない。例えば、「ユーザーがやりそうな操作を予測して、あらかじめプレビューを出しておく」といった処理が楽だとは思わない。