4.0.0

あぶない、あぶない、あやうくスルーしてしまうところであった。いや、別にわざわざ触れなくてもいいような気もするんだけど。
「過去の経験から言って、多分ダメっぽいから次のバージョンまで待つよね」
みたいな通ぶった発言をしてる奴は人生の余裕が足りない!通ぶるなら、もっと、3.4.3とdiffとって観賞してほくそ笑むぐらいの変態ぶりを見せてほしいところである。いや、実際やってたらキモいと思うが。


まあ、それはいいとして、3.4.3までのGCCには-daとゆーオプションがあって、各パスごとのダンプを出力することができた。
これ見ると、「うひょー、30パス以上もあるのか…へぇー」って気分になれるかと思う。
で、4.0なんだが、これに加えて、-fdump-tree-allというオプションができた。4.0の目玉機能である、tree形式における最適化の各パスごとの出力を得られるオプションなのだが、こいつを実行してみると、なんと、69パス分(!!)の出力が得られるのだ。うひょー、RTLの最適化35パスと併せると100パス超えですよ。100パスて。
まあ、実際には、ちょろっと実行されるだけのようなパスもあるんだろうけど、とりあえず、4.0がこれまでのバージョンのGCCとは別物であるだろうということはおわかりいただけるかと思う。だからどうしたって話なんだが。