俺と大学

今のところ学歴がアレで苦労したことは無いし、最近は学歴コンプレックスも大分無くなってきたのだけど、大学に行かないと、

  • 正確な文書が書けない
  • 忍耐力を試す場に出会えない
  • 難しくて面白い問題に出会えない

というデメリットがあるように思う。


まず、正確な文書が書けない。
社会人になってもそういう訓練は一応できるけど、社会人で書くドキュメント類は、期日が最優先で、論理に問題が無いか、とかは、ひとつの要素でしかない…というか、完成して間にあわないよりも、テキトーでもいいから(よくないよ!)、期日までにできてるほうが重要という。

いや、論文も間にあわなかったら留年とかするだろうけど…社会人のドキュメントは間に合わなかったら、それが完成品になってしまうのである(よくないよ!)


んで、忍耐力の訓練がされない。
いやほんと、大学生とか、受験戦争を乗りきったというだけで、もはや尊敬してしまうのだよなー。


僕が今まで乗りきってきた問題は、

  • 楽しい問題
  • つまらないけどすぐ終わる問題
  • つまらないけど簡単な問題

であって、結局今現在にいたるまで、「長期に渡る難しくてつまらない問題」というものに出会わなかった。まあ、それは非常にありがたいことなんだけど、若いうちにそういう苦労を乗り越えなかったのは、経験としてどうなのかと思う。(そういえば、実家に帰ったときに読んだ新聞の相談室に、同じような悩みの相談があった。そんで、それの回答が、「もっと苦しんでる人がいるのにあなたは何を言ってるのですか?」みたいな回答だったのでそれはどうかと思った)


http://enbug.tdiary.net/20060920.html#p01

資格を得るために、しばらく我慢するぐらいの精神力はあるということを。

とか、

「入学が難しい(と思われる)場所に挑戦するぐらいの剛胆さが備わっていた」

あたりはまさに僕に欠けてる点だなー。とか。


まあいいか。僕は、今後死ぬまで、多大な忍耐を要するつまらない問題に出会わないように祈るしか無いのだと思う。


最後、難しい問題に出会えない、というの。
大学行かなかったことによって、高度な教育を受けてない、とかは、結構どうにでもなるように感じる。
いや、別に独学でなんとかなる、とかいう意味ではなく。
社会というのは、それなりの能力の人でもなんとかなるようにできてるので、高度な専門知識が無かったとしても、大体の状況でどうにでもなる。
専門知識が無かったら、そもそも難しい問題に出会わない。
つまり、楽しい問題にも出会えない。