Mill

http://millcomputing.com/
最近の変態アーキテクチャとしてはこれが流行りらしい。(ここここで見たので)



DSP相当の 性能/W を汎用プロセッサで実現するのが目的らしい。


省電力高性能CPUは、GPUをはじめとして、色々あるが、このMillの特徴は、並列化していない普通のCプログラムを効率良く実行できる点である。(まあ、まだ実機は無いので、それを目標としてると言ったほうが正しいが)


彼らが言うには、命令デコードや、レジスタリネーミング、レジスタのMUXを減らすことで汎用OoOよりも効率良く、ということらしいが、ほんまかよ。という気がするな。


今のプロセッサの問題は、SW/HW関係無く、ロジックの複雑さよりもデータ転送であって、データ転送を伴わないロジックの問題なら、気合いで改善する実装部分の問題がそれなりにあって、どっちかというと、実装の問題だと思うのだよね。

デコード/Rename/MUXとかは、コアのモジュール内で閉じてるロジックだから、同じようなモデルでも、2〜3倍ぐらいの違いが出そう。なので、実装ができて、評価が出るまでは、まあ、あんまり…?という気がする。


ただ、Millは、メモリ/分岐とかもそれなりに考えてあるみたいなので、そのあたりを書きたかった(が時間が無いので今度書く。(←書かないという意味))