新入社員が社内トップレベルとかいうはなし。

なんだかんだあって、ずるずるいったあげく、明日が最終出社日。
今日明日がいままでだらだらやってきたツケみたいな感じ。まあ、なんかこんなギリギリな時期になって今までで一番失敗したみたいな感じになった。これが僕の三年間の態度の集大成としてはふさわしい姿なのかと思う。


それはいいとして(よくないのだけど)、引継ぎの人と話をする機会があって、その人が二年目で、会社的にはふたつ下、(僕が高専卒なので)年齢が一緒というひとで、どんな人かと思ってたら、なんか、非常に非常だったというか、「コンパイラとかわかりますか?オートマトンとか好きなんですけど」とかそういう話になってたとか。
ほげー。「Lispを勉強するとGoogleのMap Reduceを理解するのに役立つとかRadium Software Developmentで読んだんですけど、Lisp勉強するのて役に立つんですか?」とかそんな感じのことを聞かれてちゃんと答えられない僕。情けない。(TODO:Map Reduceを勉強する(しない))

計算機科学好きな同期で集まって勉強会とかやってるらしい。majide-。うらやましい限りである。


今の会社は、をーたーほーるな要求分析できる人が一番えらい、プログラマは新人の仕事ですみたいなありがち日本的下請けソフト屋で、たいしたこと無いと思って僕はやめてしまうのだけど、実は、ソフトウェアの勉強をやってる人達がいて、しかも、その人たちが後輩だったというのを退職二日前に知るという。


そんなもんなのかなー。ちょうど僕らの世代っていうのが、高校だか高専だかくらいでブロードバンドとかそういう類のが一般家庭にも行き渡りだした世代で、勉強しようと思えば、それなりのレベルまでは、昔よりもずっと環境がよいわけで、そういう一般教養外のわけのわからん方向の勉強してる人っつーのが増えていくのかもしれない。(その人は大学で勉強してたらしいけど)
なんかそんな。「俺の会社にはモデルとなってくれるような凄い人がおらん」というような人は、今年の新人の中から、自分よりもすごい人をさがしてみる、というのもおもしろいかもしれない。


いやでもこういう人達が、「会社を明るくするには人間力が大事です」とか言ってる人達に囲まれて擦り減っていくのかと思うとなんともいえない気持ちになる。僕にはもうどうしようも無いのだけど。
色々なものに屈してくさったりしてしまわないよう祈るばかりである。


とかいいつつ、僕もその人に僕の尻拭いみたいな仕事を押し付けて出て行ってしまうのだけど。
日本のソフトウェア産業を終わらせた一人として僕の名前はこれからも語り継がれていくことだろうと思う。


まとめ:仕事はまじめにやろう